Hello my sheep
「救世主…?」
「はぁ?なんのだよ」
実幸の呟いた言葉に眉を寄せる醍に、「だから醍ちゃんの」という返答が返ってきて醍は訝しげな声を上げながら自身に心当たりを探しすぐにあぁ、と声を漏らした。
「…不眠症対策か」
なるかもな、と独りごちる。
「まぁ八鹿ちゃんにも迷惑かかっちゃうかもだけど、たまにならお願いしてみたら良いかも?」
「ヨーカ?…あーさっきの奴の名前か」
自分を苗字で呼んだ奈緒と言う少女には名を聞いたが、ずっと腕の中に居た例の少女に名は聞かなかった。
自分の名を呼ばれなかったからだ。
醍は自分の知らない相手に自分を知られている事を好まない。
というより、自分が名前を知らない相手に自分の名前を呼ばれる事が嫌いなのだ。
逆に名を呼ばれたり、醍自身が相手に強い興味でも持つことがない限りは醍から名を聞くことは基本的にない。
名を知らなくとも交流は成り立つ。
それは第三者を挟んだ途端難易度が上がってしまうのだが、別段改める必要性を醍自身は感じた事がない。
「まァ本当ォにあいつが原因なら使えるかもな」
「使えるとか言わないのー」
実幸の言葉を受け流しながらまたひとつ欠伸をする。
いつもより空気がよく染みる感覚がした。
「はぁ?なんのだよ」
実幸の呟いた言葉に眉を寄せる醍に、「だから醍ちゃんの」という返答が返ってきて醍は訝しげな声を上げながら自身に心当たりを探しすぐにあぁ、と声を漏らした。
「…不眠症対策か」
なるかもな、と独りごちる。
「まぁ八鹿ちゃんにも迷惑かかっちゃうかもだけど、たまにならお願いしてみたら良いかも?」
「ヨーカ?…あーさっきの奴の名前か」
自分を苗字で呼んだ奈緒と言う少女には名を聞いたが、ずっと腕の中に居た例の少女に名は聞かなかった。
自分の名を呼ばれなかったからだ。
醍は自分の知らない相手に自分を知られている事を好まない。
というより、自分が名前を知らない相手に自分の名前を呼ばれる事が嫌いなのだ。
逆に名を呼ばれたり、醍自身が相手に強い興味でも持つことがない限りは醍から名を聞くことは基本的にない。
名を知らなくとも交流は成り立つ。
それは第三者を挟んだ途端難易度が上がってしまうのだが、別段改める必要性を醍自身は感じた事がない。
「まァ本当ォにあいつが原因なら使えるかもな」
「使えるとか言わないのー」
実幸の言葉を受け流しながらまたひとつ欠伸をする。
いつもより空気がよく染みる感覚がした。