Hello my sheep
1時限目の授業が始まる前にクラスの皆から話を聞いた担任の伊田先生が様子を見に来て、私も人に聞いた限りの彼の事情を話すと、ものすごく渋い表情で「どうにも離せないみたいだし、体質の問題じゃ仕方ないから、彼が起きたら職員室の私か杉崎先生の所に来るように言いなさい」って言い残して保健室を出て行った。

杉崎先生は醍君のクラスの担任の先生。


「醍君てほんとにマイペースな子なんだねぇ」

「そぉみたいです〜」


伊田先生が出て行ってすぐ、瀬古先生がクスクス笑いながら言ったから、私もおかしくなって笑い混じりに答える。

意味がわからなくて、なんだか怒りようも困りようもない。

上半身を起こす私の腰に抱きつくようにして眠る醍君は眠りについたばかりだからかピクリとも動く気配がない。



瀬古先生が一応カーテンを引いてくれて、少し周りが薄暗くなる。
といっても、まだ全然明るいんだけど。

一週間何もなかったし、もうとっくにこの件は終わったんだとばっかり思ってたんだけど、そういうわけじゃなかったのかな。


< 19 / 22 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop