君の隣で…
すると背中に固い感触がした


後ろは壁前は健兄ちゃん


ヤバい、どうやって逃げようか


考えてるうちに健兄ちゃんは少しずつ近づいてくる


とうとう追い付かれて健兄ちゃんはあたしの顔の横に手を付く


健兄ちゃんはあたしを正面から見つめる


「美羽、キスしたことないでしょ?」


そう言いながら健兄ちゃんはあたしから離れて笑う


確かにしたことないけどなんで分かったんだろ?


「それは何でか分からないって顔か?」


健兄ちゃんには何でもお見通しみたいだ


「何で、分かったの?」









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