獅子の生きる道
「その剣は」
半分になった体で魔剣を指差す。
「魔剣だ」
「石に魔力を付加させた、か」
ジョヴァンニは理解したように呟いた。
魔剣を持つと、物に魔力を与える事ができるようである。
俺単体ではそんな事は出来ない。
魔力石を体内に放り込んだ事によって、異変が起きたのだろう。
「お前は、魔界の均衡を砕いたな」
「はあ?お前のような雑魚一人じゃ、魔界の均衡なんか崩れないだろ」
「最後まで無礼な」
「いい加減黙ってろ」
頭蓋骨に魔剣をつきたてて黙らせる。
「魔界の均衡が崩れたら、どうにかすりゃいいだけの話だ」
崩れ去るジョヴァンニの死体から出てきたのは何か描かれた板のようなものだ。
王が持つ紋章なのかもしれない。
他にやることがないので部屋を出た。
部屋を出ると、魔族の姿はない。
使える主君がいなくなったので、ここにとどまる必要がないと考えたのか。
だから、帰りは拍子抜けするほどに楽だった。
ジョヴァンニが倒されたというのに、城の外の陰鬱さは相変わらずである。
城から出てきた道具屋が俺に近寄ってくる。
「本当に、人間かい?」
「どこからどう見ても、そうだろう」
「ジョヴァンニ様を倒すからさ、驚いたよ!」
「ただの雑魚だ」
俺はどこに向かうのかも決めず歩き始める。
「情報屋さんが読んでたよ」
背中から飛んでくるのは道具屋の声。
「そうか」
ひとまず、情報屋の元へと戻る事にした。
半分になった体で魔剣を指差す。
「魔剣だ」
「石に魔力を付加させた、か」
ジョヴァンニは理解したように呟いた。
魔剣を持つと、物に魔力を与える事ができるようである。
俺単体ではそんな事は出来ない。
魔力石を体内に放り込んだ事によって、異変が起きたのだろう。
「お前は、魔界の均衡を砕いたな」
「はあ?お前のような雑魚一人じゃ、魔界の均衡なんか崩れないだろ」
「最後まで無礼な」
「いい加減黙ってろ」
頭蓋骨に魔剣をつきたてて黙らせる。
「魔界の均衡が崩れたら、どうにかすりゃいいだけの話だ」
崩れ去るジョヴァンニの死体から出てきたのは何か描かれた板のようなものだ。
王が持つ紋章なのかもしれない。
他にやることがないので部屋を出た。
部屋を出ると、魔族の姿はない。
使える主君がいなくなったので、ここにとどまる必要がないと考えたのか。
だから、帰りは拍子抜けするほどに楽だった。
ジョヴァンニが倒されたというのに、城の外の陰鬱さは相変わらずである。
城から出てきた道具屋が俺に近寄ってくる。
「本当に、人間かい?」
「どこからどう見ても、そうだろう」
「ジョヴァンニ様を倒すからさ、驚いたよ!」
「ただの雑魚だ」
俺はどこに向かうのかも決めず歩き始める。
「情報屋さんが読んでたよ」
背中から飛んでくるのは道具屋の声。
「そうか」
ひとまず、情報屋の元へと戻る事にした。