chocolate―泣き虫girlとクールboy―
凛ちゃんとは小さい頃からの
幼なじみで泣き虫な私を慰めてくれた。
同い年なのにお姉さん的な存在。



「それにしても千里が先輩に告白なんて一生できないと思ってた☆」


ニコッと笑う凛ちゃんの言葉がグサッと胸に刺さった。




「だ、だって・・・」



叶わない恋を思い続けられるほど私は強くない。


だから、どうしてもけじめをつけたかった。




「……まぁ千里もいろいろ悩んでたみたいだし、その頑張りはすごいよ」



凛ちゃん……





「それにしても、なんで大谷が千里の傍にいたんだろうね」



「わかんない…」



大谷くんは、なんでいてくれんだろう?


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