コイビトは
「行ける所まで行って…」
あとは歩く、と言おうとした瞬間、
「あ、そだ! だったら遊ばない? カラオケとか行こうよ」
ラヴィコが言い出した。
「ね、どう? 二人とも」
片付けはじめていた二人に、ラヴィコは声をかけて、二人が顔を合わせてあいまいに答えているのを肯定と取ったのか、
「この近くに安いカラオケあるからさ、ね、どう?」
俺はそれも楽しそうかな、と思った。何より、今行ける駅まで行って、その後(おそらく1時間以上)歩いたら、俺はたぶん、原田さんのことばかり考えてしまう。
それはもちろん真剣に考える事が必要なことなんだけど。
今日は、考えたくなかった。
だから、ラヴィコのこの申し出はありがたかった。
あとは歩く、と言おうとした瞬間、
「あ、そだ! だったら遊ばない? カラオケとか行こうよ」
ラヴィコが言い出した。
「ね、どう? 二人とも」
片付けはじめていた二人に、ラヴィコは声をかけて、二人が顔を合わせてあいまいに答えているのを肯定と取ったのか、
「この近くに安いカラオケあるからさ、ね、どう?」
俺はそれも楽しそうかな、と思った。何より、今行ける駅まで行って、その後(おそらく1時間以上)歩いたら、俺はたぶん、原田さんのことばかり考えてしまう。
それはもちろん真剣に考える事が必要なことなんだけど。
今日は、考えたくなかった。
だから、ラヴィコのこの申し出はありがたかった。