コイビトは
「うん、行きたいな」


「本当! わ、決まり、ねいいでしょ、二人とも」


ラヴィコが言うと、リディルルはいいよ、と返事をした。彼女は、今までもじゅうぶん歌っていたのに、まだ歌おうという気があるのか。

しかし、ライは少し微妙な顔をしていた。



「あれ、ライ今日…」

リディルルがライを見る。



「うん、約束してるから、今日はパスしてもいいかな。ごめん」


ライがそういうと、ラヴィコもそうだった、というような顔をして、


「じゃ、三人だけど、いいかな?」

と俺に聞いた。


「いいよ」


俺は片付けの手伝いをして、その後ラヴィコとリディルルと、近くのカラオケに入った。時間は、フリーで朝まで。
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