コイビトは
カラオケに入ると、二人は歌詞本よりも先に、フードメニューを見始めた。
「夕飯、食べてないの?」
「うん、今日も知り合いの家に泊めてもらうつもりで、その人のところで食べるつもりだったから」
「そうなんだ」
俺は、正直まだおなかいっぱいだったので、フリードリンクだけ注文した。すぐに、おにぎり、ポテト、野菜スティックが運ばれてきた。
ちゃんと、野菜を頼むところが女の子らしいな、と思いながら、俺も見ていたら食べたくなって、キュウリのスティックをひとつもらった。
食事をしながら、ラヴィコは俺に歌えとせかしてきた。
最初に歌うのも恥ずかしいな、と思ったけれど、まぁ誰かは最初になるのだから、と俺は最近よく聞いている男性バンドの歌を歌った。
「上手いね」
歌い終わった俺に、リディルルが真顔で言った。
俺はなんとなく恥ずかしくなって、ありがとう、と言った。
「夕飯、食べてないの?」
「うん、今日も知り合いの家に泊めてもらうつもりで、その人のところで食べるつもりだったから」
「そうなんだ」
俺は、正直まだおなかいっぱいだったので、フリードリンクだけ注文した。すぐに、おにぎり、ポテト、野菜スティックが運ばれてきた。
ちゃんと、野菜を頼むところが女の子らしいな、と思いながら、俺も見ていたら食べたくなって、キュウリのスティックをひとつもらった。
食事をしながら、ラヴィコは俺に歌えとせかしてきた。
最初に歌うのも恥ずかしいな、と思ったけれど、まぁ誰かは最初になるのだから、と俺は最近よく聞いている男性バンドの歌を歌った。
「上手いね」
歌い終わった俺に、リディルルが真顔で言った。
俺はなんとなく恥ずかしくなって、ありがとう、と言った。