コイビトは
その次に、ラヴィコが歌った。

ラヴィコの歌を聴くのははじめてだったけど、彼女もとてもかわいい声をしていて、元気な選曲が彼女にぴったりだな、と思った。



次にリディルルが入れた曲は、男性アーティストの曲だった。



ちょっと意外なような、彼女らしいような、両方の印象を持って、俺は聞きほれた。やっぱり彼女は歌が上手い。



もっと聞きたいな、なんて思っていると次はお前歌え、というプレッシャーがラヴィコから視線だけで来て、俺は苦笑しながらまた歌った。





そんな感じで、延々俺たちは順番に、好きな曲を歌って、盛り上がるというよりは聞きあって、たまにみんなでアニソンを歌いだしたりして、それなりにあっという間に楽しい時間が過ぎた。
< 78 / 93 >

この作品をシェア

pagetop