マスカラぱんだ


「一枚目は私が葵先生と初めて会った時にマスカラで汚しちゃったハンカチ。2枚目は私がベッドから落ちそうになった時に傷口を塞いでくれたハンカチ。でも今日、また葵先生のハンカチを汚しちゃった。新しいのを買って返します。」


君は僕に向かって頬を赤く染めながら、一生懸命に説明をしてくれた。

さっきも思ったけれど、そんな君がやはり愛しくて堪らない。


「気にしなくていいんだよ。新しいのなんかいらないから。でも、嬉しいよ。ありがとう。大事にするよ。ハンカチも紫乃ちゃんも。」


そうだよ。

僕は君を、大事にするよ。

誰よりも、君だけを・・・。


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