マスカラぱんだ
そんな時。先生は繋いだままの手にギュッと力を込めると、口を開いた。
「紫乃ちゃん。1ヶ月も会えなくてごめん。」
さっきまで、綺麗な夕日を見ていたはずの先生と私。
でも今は、お互いの瞳を熱く見つめる。
そんな先生を前に、私も大きな手をギュッと握り返すと、自分の想いを正直に告げた。
「葵先生。私、凄く寂しかった。」
「僕も寂しかったよ。本当にごめんね。」
その言葉を聞いた途端、涙が込み上げてしまった。
だって1ヶ月だよ?
大好きな人に1ヶ月も会えないなんて寂しかったし、不安にのみ込まれそうになったのも一度や二度じゃない。