死神彼氏と五日間
――――…ユキトさんに、悪いことしちゃったな。
置物の破片を塵取りで集めてそのまま紙袋へ捨てた。
――――…ユキトさん、本当に悪魔なのかな?
というか、このソウシさんの方が悪魔に見えるんですが…。ブラックスーツだし。
あ、死神なんだっけ…?
「――――…おい、」
「え、何でしょうか…?」
真奈が置物を捨てたゴミ箱の前にぼんやり立っていると、ソウシがいつのまにか横に立っていた。
「悪魔にお前は渡さない。俺はお前を守ってやる」
貫かれそうな瞳を前に、真奈は動けなかった。
そして、ソウシは口角を釣り上げて……
「俺が、お前の彼氏になってやる」
と、ソウシは言ったのだ。
真奈はそれを理解するのに数秒かかった。
その間、沈黙が流れる…。
「いま…、なんて…?」
「だから――――」