死神彼氏と五日間
「まぁ、そんなところでよろしくな。真奈」
――――…ま、まなっ?!
真奈は顔が赤くなり、心拍数が上がった。
それを見たソウシはため息をつく。
「……お前、本当に免疫がないんだな。血圧平気か?」
――――…大変ですよ、あなたのせいでっ!
と、ソウシを睨みながら突っ込んだ。
「…なんだよ」
ソウシは真奈をにらみ返した。
「なんでもないですよーだっ!」
彼女も自身ができる最大の抵抗をした。
口を尖らせてリビングに向かった。
その姿をソウシは見る…―――――。
彼女の手には携帯が握られていた…。
「おい、誰に電話するんだよ?」
「ユキトさんです!置物が壊れちゃったから謝るんです!」
その瞬間、ソウシの瞳が一気に変わった。