Frist time
朝ご飯を食べ、身支度を済ませた後、アウターを羽織り、履き慣らした靴を履いて家を出る。
空を見上げると、今日は快晴。
今日はもしかしたらついてるんじゃないか、とかポジティブなことを思いながら玲菜との待ち合わせ場所へ向かう。
いろいろ考えていたら、あっという間に公園に着いてしまった。
待ち合わせの時間まではまだ余裕がある。
ベンチに積もった雪を手で払いのけて深く腰をかける。
待っている間、玲菜と出会った時のことを思い出していた。
屋上で寝っころがっていた俺の前にいきなり現れて、なぜか男なのに励まされて、そんでたくさんの笑顔を俺に向けてくれたんだよな、とか。
甘い香りがしたな、とか。
いろんなことを思い出した。
思い出の中の玲菜はいつだって笑ってた。
俺は俺の知ってるあいつを信じる。