INCOMPLETE A PICTURE BOOK




「俺、夢があったんだ。翻訳家になるっていう」



願いを叶えるために保健医になった。


でも夢はほかにあった。




「それは自分で叶えなきゃいけないよ」



もう異世界を頼りにはできない。


「あぁ、分かってる」



そして次の日、緒方は学校に辞表を出した。



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