男装人生
「君はその言葉を聞いてどう思っているの?」
「えっ?」
いきなり質問で返されるとは思わず言葉を詰まらせてしまう。
「成り上がり、学園に入学するために大金を出した。あいつらは差別的な意味で言ったんだと思うけど、その言葉に気分を害する必要無いでしょ。あいつらは嫌な奴で腹が立つのは分かるけど、本当の事なのだから堂々としてればいい。」
「・・・」
「もしかして・・・この学園に自分自身が引け目を感じてる?」
心臓がドクンと音をたてる。
いつの間にか顔が真っ赤に染まった。
場違いだって。
俺にはこんな学園似合わないって。
図星だった。
成り上がりだからこの学園にふさわしくないし、そもそも入りたくなかったし、大金をはたいてまで入学する必要あるだろうか。馬鹿みたいだ。
って思ってた。
だから、あいつらに言われたとき、自分自身もそうだって思っていたから、侮辱(ブジョク)されて腹が立ったし、場違いな俺はあそこにはもう居れない。
だから、外に逃げ出した。
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