執事と共に日常を。
「無邪気な彼女だったから、悪意はなかったんだろうケド馬鹿にされた気がしてね」


と自嘲気味に笑った。


「結局、時間がたって意地を張るのが馬鹿馬鹿しくなって仲直りしたんだけど……」

「完全に仲直りできていない、とか」

「そう。それに関しては仲直りできなかったんだ」


カンザキは、フィルムからレシートを取り出した。


「捨てるに捨てれなくて持っているが、馬鹿馬鹿しいね」


と、くしゃくしゃにしようとした。
< 162 / 267 >

この作品をシェア

pagetop