君の胸に鳴る音を、澄んだ冬空に響かせて
カランカラン…───
「いらっしゃいませ~」
店のドアを開けると、目の前には、満面の笑みを浮かべた…
若い男がいた。
いや、別に、明ちゃんが迎えてくれるとか、そういうことを考えていたわけじゃないんだけど。
その男は、レジ台からささっと出てくると、
「2名様でよろしいですか~?」
と聞いた。
「いや、連れが先に来てるはずなんだけど」
大嶋がキョロキョロしながら、その男に答える。
…俺は、何も言えなかった。
というか、違うところに目が釘付けになっていた。
レジの横にある、金色の針金アート…?