君の胸に鳴る音を、澄んだ冬空に響かせて



話は、ほぼバンドの話だった。

一通りの紹介をしたところで、大嶋が余計なことをしゃべりやがった。


「中でも一番人気は、エグチだな~」

…嘘をつけ、阿呆が。


しばらく考え込んだ明ちゃんが、次に発した言葉は、、、


「はぁ、やっぱりルックスですか」

ガック……!
えぇ、えぇ、ナイスストレート。


「そーだよ、誰も中身は見えないの、見せないし。大嶋、席替え!」

「ハイハイ」


これ以上こいつとしゃべらせたら、何を言いだすかわかったもんじゃねぇし。

何より、そろそろ俺が限界。

ニヤニヤしながら俺と席を交代する大嶋。



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