君の胸に鳴る音を、澄んだ冬空に響かせて



「俺も、これは明ちゃんに合うと思ってたから」

「本当?」

「うん、この曲…和訳すると、、、」

…わかってくれ、俺達の音楽を。君の胸に届くまで、俺達は叫び、叩き、こじ開け続ける───

俺の考える音楽を、あそこまで理解するのは、今までもこれからも、明ちゃんだけだろう。

「なるほど、、、これは…海の歌、ですか」

「…なんでそう思う?」

「冬の海。わかって欲しいのは大きな海の音、、、冷たい風が吹くのに、どうしても気になってしょうがない」

さすがは、明ちゃん。
その通りだし、解釈がうまい。

「でも、なんでそれが、あたしに合うんですか」



< 196 / 344 >

この作品をシェア

pagetop