君の胸に鳴る音を、澄んだ冬空に響かせて
「明ちゃん、海好きそう」
「ビンゴ、です」
まぁ、まだ理由ならたくさんあるけどね。
「それに、、、こじ開けてみたい」
「はい?」
「…俺達の音を理解する君の、心を、、、」
もちろん本音。
ただ明ちゃんは、うつむいて口元を隠してしまった。
「信号、青ですよ」
結局、何も言わない明ちゃんだけど、俺はそれで満足だ。
そしてまた、運転を再開する。
しばらくすると、助手席から、心地よさそうな寝息が聞こえてきた………。
「聞かせるよ」
俺の音。