君の胸に鳴る音を、澄んだ冬空に響かせて
車を運転していると、たとえ隣でどんなに可愛い寝顔が無防備にこちらを向いていたとしても、見惚れていることが出来ないから嫌だね。
ようやく目的地について、車を停めると、俺は少しの間、ハンドルに身を預けて隣を見ていた。
…細い首、
…その首にかかるほど長いポニーテールの毛先、
…少しの隙間を開けて、息継ぎをする唇、
…ラインの通った鼻、
…車の暖房のせいか、赤みかかった頬、
…閉じるとよくわかる、長くてカールしたまつ毛、
ほんっと、整ってるよなぁ。
感心しながら、こっそり寝顔を観察したのは、ここだけの話………。