君の胸に鳴る音を、澄んだ冬空に響かせて



とかなんとかカッコいいこと言ってみる。

なかなか出来ないことだから、せめて気持ちだけは格好よくしてみる、、、情けない。


「ありがとうございました」


小さく微笑んだ彼女を、どうにかしてここに押し倒………風邪をひかせるといけないので、車に戻らせる事にした。


俺のキーを見て、何かをいいかけたようだが、聞き取ることはできなかった。


セットを片付けながら、俺は考えていた。

どんなタイミングで告白しようか、と。

今までこんなことを考えたことがなかったので、なかなか難しい問題だった。



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