君の胸に鳴る音を、澄んだ冬空に響かせて



「あの、聞いてもいいですか?」

「ん?」


「明に、何があったか知ってるんですか?…この子、めったに泣かないんです、、、だから」

「…確信は無い、けど、、、」

俺のせいだ。

と言おうとした瞬間に、美加ちゃんは俺に頭を下げる。


「明は、すぐに男の人と仲良くなります、、、だから、モテるんだけど、その分、傷ついてきました」

「うん」

「だから、強くなったんです、表面だけ。あたし、どうしてあげたらいいか分からないけど、江口さんなら、、、」


…明を、助けてください。


そう言って、先に正樹の入ったスタッフルームに入って行った美加ちゃん。



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