君の胸に鳴る音を、澄んだ冬空に響かせて
「江口さん、、、」
ふいに、斜め下から声がした。
「あ、起きた」
「えっ、えぇ江口さん?!」
俺の名前を呼んで起きたくせに、驚く明ちゃん。
俺の夢でも見ていたのか?…なんてな。
「みんなは?」
「スタッフルーム」
カチャカチャと、食器を洗う音が奥の方から響いてくる。
「ごめん、、、」
俺は、小さくこぼす。
「な、んで」
「俺が行かせた」
「知ったように言わないでよ」
「元カレなんだろ?」
頷く明ちゃんは、本当につらそうにみえた。