君の胸に鳴る音を、澄んだ冬空に響かせて
今日は店を休んで、美加ちゃんと帰ることになった明ちゃん。
忘年会の団体予約があるからと言って、俺も同時に店を追い出された。
「江口さん…ありがとうございました」
いつもの明ちゃんじゃない、のは当たり前だが、本当に覇気が無い。
俺の方がいたたまれなくなって、明ちゃんを引き寄せると、驚いてこちらを見る美加ちゃんを余所に、顔を近づけた。
「これ、、、風邪予防」
顔の距離はそのまま、俺は明ちゃんの細い首にマフラーを巻いた。