SIGHT
恐らく警察側は事故が起きた際の被害者であり目撃者でもある私から情報を得たかったのだろう。


残念だがその考えは全て白紙に戻してもらうしかない。



「…記憶が無いんです。」


不思議そうな表示をすると思った。疑って当然だろうと思った。



「申し訳ない事を聞いてしまった。」


意外な答えに驚いたのは私の方だった。
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