オフィスの甘い罠
したり顔で言う柊弥の
声が、ますますムカつきを
あおるけど……。
「―――わかったわよ!」
こうなったら今日もまた、
思いっきりつぎ込ませて
やるんだから。
あたしは腹を決めて
水割りを作り始めた。
「あたしの祝いだって言う
からには、覚悟しなさいよね」
「わかってるって。
その代わりお前も
“ありがとう”くらい言えよ」
「誰が!
だからさっきも言った
でしょ、迷惑なんだって!」
水割りのグラスを乱暴に
差し出すと、柊弥は薄く
笑いながらそれを受け取って、
「ったく――ホントに
素だと可愛げのない女だな
お前は。
……まぁいいけどな。
オレがやりたくてやってる
だけだし」
「え………?」
一瞬とまどったあたしに、
柊弥はグラスを目の位置の
高さまでかかげて笑う。
「HAPPY BIRTHDAY、梓」
「―――――!!」
声が、ますますムカつきを
あおるけど……。
「―――わかったわよ!」
こうなったら今日もまた、
思いっきりつぎ込ませて
やるんだから。
あたしは腹を決めて
水割りを作り始めた。
「あたしの祝いだって言う
からには、覚悟しなさいよね」
「わかってるって。
その代わりお前も
“ありがとう”くらい言えよ」
「誰が!
だからさっきも言った
でしょ、迷惑なんだって!」
水割りのグラスを乱暴に
差し出すと、柊弥は薄く
笑いながらそれを受け取って、
「ったく――ホントに
素だと可愛げのない女だな
お前は。
……まぁいいけどな。
オレがやりたくてやってる
だけだし」
「え………?」
一瞬とまどったあたしに、
柊弥はグラスを目の位置の
高さまでかかげて笑う。
「HAPPY BIRTHDAY、梓」
「―――――!!」