オフィスの甘い罠
そう説明すると、柊弥は
無造作に髪をかきあげながら、



「貢ぎ物とプレゼントは
違うだろ。

誕生日に渡すのに、オレは
そんな物は買わないさ」



そう言って、目線で包みを
手に取るようあたしに促す。



「……………」



ちょっと迷ったけど、結局
あたしは包みを取って
包装をほどき始めた。



包装紙の中から出てきた
のは、細長い長方形のケース。



フタの部分を開けると、
そこには――…。



「これ……ペン?」



そう。


それは銀色の細い
フォルムのボディに
キャップがついた、
光沢のあるペンだった。



「まぁペンっちゃペンだけどな。

ちゃんと見てみろって」



さらに言われて、つい
素直にそれをケースから
取り出す。
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