オフィスの甘い罠
柊弥よりもっと対外的な
仕事を中心にこなしている
母とそれに付き添っている
三浦は、基本社内にいる
ことは少ない。
さっきの会議の後も、
二人はすぐに会社を出て
行ったはずだ。
なのにここに顔を出すと
いうことは、社外で仕事を
終えてから、三浦一人で
わざわざ戻ってきたと
いうことになる。
柊弥の問いに、三浦は
サラリとした口調で、
「様子見だよ。
なんだかだで社長もまだ
心配してるし、僕も気に
かかったから」
「……ったく、二人とも
心配性だな。
大丈夫だって言ったろ。
ちょっと事務仕事が増える
くらい、どうとでもするって」
苦笑してそう言った柊弥
だったが、三浦はそれに
対して首を横に振った。
「そういう表向きの話は
もういい。
僕が言ってるのはそんな
ことじゃないって、
さっきも言っただろ」
仕事を中心にこなしている
母とそれに付き添っている
三浦は、基本社内にいる
ことは少ない。
さっきの会議の後も、
二人はすぐに会社を出て
行ったはずだ。
なのにここに顔を出すと
いうことは、社外で仕事を
終えてから、三浦一人で
わざわざ戻ってきたと
いうことになる。
柊弥の問いに、三浦は
サラリとした口調で、
「様子見だよ。
なんだかだで社長もまだ
心配してるし、僕も気に
かかったから」
「……ったく、二人とも
心配性だな。
大丈夫だって言ったろ。
ちょっと事務仕事が増える
くらい、どうとでもするって」
苦笑してそう言った柊弥
だったが、三浦はそれに
対して首を横に振った。
「そういう表向きの話は
もういい。
僕が言ってるのはそんな
ことじゃないって、
さっきも言っただろ」