オフィスの甘い罠
「……柊……弥………」




――やっぱり、アイツだった。



意志の強そうなりりしい
眉と切れ長の瞳。



尊大なくらい堂々とした態度。



こんなに距離があっても、
絶対に見間違えようがない。



やっぱり――あたしの
知ってる、高城柊弥だ。




「え……若い……!」



「てか――超イケメン!?」



周囲では、口々にそんな
囁きが飛び交い始める。



社長の息子っていったら
まだ若いのは当たり前なん
だけど、実際に見てみんな
改めて驚いてるんだろう。



それに――柊弥のずば
抜けたルックスのよさは、
たしかに並じゃないし。



興味津々のみんなの視線を
浴びながら、柊弥は社長
達と一緒にゆっくりと
室内に入った。
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