コスモス

「だぁいじょうぶだって!瀬堂さん、意外にしぶといんだから」
「そうそう、なんたってあのシュウちゃんの彼女なんだからね!あんな成績で受験しようとするあの根性!」
「お前等人のこと言えねぇよ」

タケと誠二にカズが突っ込み、その場は穏やかな笑いがこみ上げた。


「…ほんと、ありがとう。絶対帰って来るからね」


明日可の笑顔。

4人も、それぞれの気持ちを胸に笑った。



…その時だった。










「明日可っ!!」












明日可の表情が固まる。

4人がゆっくりと振り向く。






眉間にしわを寄せ、目にいっぱい涙を溜めた明日可の視線の先には、冬の寒さにも関わらず汗だくになって走って来る修平がいた。




















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