コスモス
「泊まりは…、ちょっとわかんない。親に聞いてみないと…」
明日可の言葉で、僕はテンションが急激に落ちるのを感じた。
「あ…そだよな」
「大丈夫だよ!ミキもいるし!ミキからも頼んであげるっ」
ミキが明日可に明るく言った。
いつも明るく元気なミキ。
彼女がイエスと言えば、何でもイエスになりそうな気がするから不思議だ。
「…うん。とりあえず、親に聞いてみるよ。夜、メールする」
明日可がそう言った瞬間、チャイムが鳴った。
「わかった!…急でごめんな」
「ううん。じゃあまた、放課後ね」
明日可の笑顔を確認し、僕は教室へと駆け込んだ。
席について考える。
とりあえず、何とかなる。
さっきの雰囲気からして、明日可の親は厳しそうだけど…。
ミキだっている。
うん、きっと大丈夫だ。
僕は自分の席で、自分を安心させる様に大きくうなずいていた。