コスモス


……………

車を走らせること1時間半、僕たちはようやくキャンプ場へついた。

あれだけ車の中ではしゃいでいたのに、疲れた顔を見せる者は1人もいない。

若さ故の特権だ。


キャンプ場といっても、泊まるところはロッジだし、テントを張る必要もない。

僕たちは荷物をロッジへ運んだ。



「じゃあ、父さんは仕事に戻るから。後は好きにやってくれ」
「色々ありがとうございます」

荷物を一通り運んで、親父さんは仕事へと戻っていった。

残ったのは、僕たち7人だけ。


「…さて。どうしますか」

切り出したのは、カズだった。

「そろそろいい時間だし…お昼ご飯作らない?」

ミキが時計を見ながら言った。
なるほど、もう10時半。お昼を作るには、丁度いい時間かもしれない。

「んじゃ、ちゃっちゃと作っちゃいましょうか!」

腕捲りをした誠二の一言を皮切りに、僕たちは昼ご飯作りへと取りかかった。





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