歌姫はギタリストに恋をした゚*。㊤
「sAra.ちゃん可愛い!黒ドレス似合い過ぎでしょ!!やっぱ可愛い子はなにやっても似合うわ〜」


楽屋で亜季ちゃんがはしゃぎながら言った。

私は若干照れながら亜季に笑顔を返し、カフェオレを飲む。




「カウントダウンライブで途中、春に出したバラード歌うじゃない??その時の衣装、今着てるような黒いロングドレスにしたら?曲的にも合ってる気がするけど…」


亜季ちゃんが出した案。

確かに今度のカウントダウンライブで途中、バラードの曲を歌う。その歌と今着ているドレスは、しっくりと合うものだった。




「いいかもねっ!ちょうどこのあとライブの打ち合わせだし…衣装さんに頼んでみるよ♪」


カウントダウンライブが、待ち遠しくなってきた♪



ライブのパフォーマンスや衣装、歌の選曲やライブのイメージ…

最近は私の意見や案が通るようになってきて、私が「こうしたい!」とか「あれやりたい!」とかが言えるようになった。


だから、ライブができるまでの工程は大変ではあるけれど、楽しかったりする。

ライブのラストが感動するのは、その大変さもあるからかもしれないな…。
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