歌姫はギタリストに恋をした゚*。㊤
雑誌の撮影が無事に終わり、カウントダウンの打ち合わせにやってきた私。

早速さっきの衣装の提案を衣装さんと話し合ったあと、スタッフとライブで歌う曲の順番を決めていた。


曲の順番は結構重要で、順番を少しいじっただけでがらりとイメージが違ったりする…。

私は腕を組み、ホワイトボードに並べられた曲15曲をじっと眺めていた。




「最初はポップで盛り上がって…徐々にバラードにいって、また最後に元気な曲でみんなで盛り上がって終わる・・みたいなイメージがいいんだけど…」


私は自分が思い描いているイメージを、スタッフ達に精一杯伝える。



「なるほどね。いいんじゃないかな♪1番理想的なのは、最後でめちゃめちゃ盛り上がって終わる感じがいいと思う!ファンのみんなの興奮が冷めないまま帰るみたいなね♪」

「うんうん♪また来たいと思ってもらえるうようにね!」


スタッフの中の2人がそう言った。



「じゃあ、そんな感じで進めてください…雄大(ゆうだい)さんにもそう伝えといてね。」

「「了解!」」

「でわ、お願いします〜」


スタッフ一同に頭を下げ、荷物を持って会議室から出ようとした時…
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