歌姫はギタリストに恋をした゚*。㊤
「お前面白いね。」

「え?そうですか…?いやっ、そお(汗)??」

「ぷ。…うん。最初はわがままなんかな〜って思ったけど、全然違う。やっぱ人を見かけで判断しちゃいけねぇな。」

「出た――!私、やっぱり第一印象悪いんだな(泣)」


「え?何??」

「私、第一印象でいいイメージ持ってもらったことないかも…いっつも『わがままそう』とか『性格悪そう』とか…(泣)」

「ハハ。ま、実際はそんなことねぇんだから別にいいじゃん。何言われたって気にすんなよ…」


五十嵐さんは、3本目のタバコに火をつけた。





“実際はそんなことねぇんだから…”

五十嵐さんはそう思ってくれてるんだ…。


私はその第一印象のせいか、小学校と中学校あまり友達ができなかった。

女子の間では私の悪口をよく言われたり、たまにいぢわるされたりと…私がグレた理由は家庭環境だけではなかったと思う。


グレてた当時の仲間は、友達ってゆうよりもほとんどが男だったし先輩が多かった。

だから女の“親友”とかっていなかったけど、この世界入ってから紅とあんなふうになれて良かったな…


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