17歳の不良と6歳の殺し屋
「な、ちょっと、どしたの?翡翠…」

「なんで…」

ズンッと翡翠の頭が下がり顔に影が出来る。

「は?」

雫は急に重くなった空気に冷や汗を流して苦笑いを零した。

「何言って…」

「何故、貴様がここにいると聞いているっ!!」

「は?」

「答えろっ!!コルトォオッ!!」

ジャキッと銃を構えるのと同時に雫は後ろを振り返った。
するとそこには、フェンスの上であのにこやかに笑うコルトが立って、自分達を見下ろしていた。

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