見知らぬカレと同居生活！？

「でも、妹さんの家庭教師さんを、なんで名前で呼ぶの？？」

「え！？あ……あ～、あれだ。
……知り合い？」

「なんで疑問形なのよ……。
………彼女じゃないなら、やっぱし、元カノ！？とか？？」

快晴くんがギクッて顔をした。

「あー！何よー！元カノなんじゃなーい！何が、知り合い、よ！
付き合ってたんじゃないのよー！！」

「違うって！！！
だからぁ！何でお前そんなちょっと怒ってんだよ。
さっきからおかしーぞ、お前。」

「だってぇ！
違うの？？元カノじゃないの？？

………何でだろ……何で怒ってんだ？あたし」


「んっとだよ。お前が怒る話じゃねーじゃん！」


「ととっ、とにかく、あたしは彼氏欲しいのに、快晴くんだけズルい！て思って怒ってんの！！」

「だから、付き合ってねー、って！
ズルいも何も、俺だってフリーじゃねぇかよ。」

ワイワイと口論してるうちに、あたし達のアパートに着いた。