半熟cherryⅡ
「勘違いだと…?」
俺の言葉に。
胸ぐらを掴んでる杉原の力が少し緩んだ。
『そう、カンチガイ』
緩んだ杉原の腕にまた力を入れ。
目を細めて口元だけに笑みを作った。
「何を勘違いしてるって言うんだ」
『…俺と茜のカンケイ?』
「は?」
杉原は“意味がわからない”といった表情を見せた。
…茜。
俺、生徒だけど。
お前より年下だけど。
俺にだって男の意地があるんだぜ?
生徒だからって受け身ばっかじゃねぇんだよ。
だから。
茜が気持ちのままに動けるように。
俺にも手伝わせて…?
俺はひとつ。
深呼吸ともため息ともいえない息を吐きだすと。
口角を上げた。