半熟cherryⅡ
“覚悟しとけよ”
そう茜の部屋で言った杉原の顔は。
“プライドを傷つけられた”
ただそれだけで。
『…ソレとコレとは話が違いマスよ』
茜に対する気持ちなんてこれっぽっちも感じなかった。
だから今だってただ躍起になってるだけなのかもしれない。
『…コレ、杉原センセーデスよね?』
「………!!」
“ポイッ”と俺が投げたモノ。
それは。
今朝届いてた違和感たっぷりの白い封筒。
無造作に投げた封筒は。
机の上を滑って床に落ちた。
「なんで俺がお前にこんなもの渡さなきゃならないんだ?」
杉原の目に落ち着きがなくなる。
視線が定まってない。
『そりゃこっちのセリフですよ』
…もう少し。
「…あ、1年の舞浜がやったんだろ?
アイツ、いつも白い封筒使うからな」
…ほら、ボロが出た。
『なんで舞浜が“白い封筒”使うって知ってるんデスか?』