アイドル様と☆甘きゅんラブ【完】
「仕方がないな」


クスリと笑って、瑞貴サマはあたしの頬を包み込んでた片手をすべらし、あたしのあごをクっと持ち上げた。


「やっと僕を見てくれたね?」


優美な瞳に甘い光をともし


「嬉しいよ」


片手をあたしの腰にまわし、引き寄せる。


「…っ!
み…瑞貴…サマ」


憧れの瑞貴サマにきゅっと抱き寄せられ


「あのっ…
あのっ…」


恥ずかしさのあまりパニックをおこすあたしに――…

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