大金持ちと貧乏娘
「あーあ、期待してたのに。」

誰?これ?

さっきの感じが全くない。

「ドS」が全く…

何と言うか…可愛い系?

ほっぺも赤いしこっちも見ようとしないし。

なんか悪いこと言っちゃったかな…

「ま、いいや。一応俺の気持ち伝えとく。」

「え?」

「俺、お前が好き。」

は?

私今告白されたの?

「あ、あの‥」

私はどんな反応をすれば?

「といっても、お前はオレに興味ねぇよなぁ…」

はい、はい。その通りです!

「よし。お前の脳をオレのことでいっぱいにしてやる」

え、今なんて。。

「というわけで、オレと優奈は彼カノだな。」

「は、はい…」

え?何か口が勝手に!!

「よくできました。で、オレのことは修哉って呼んで。」

全部のことをさっさと決めちゃう。。

みんなが「ドSっぽい」って言ってるのもよくわかる。

よくわかるってかぽいじゃなくて

ドSなんだけど!

こんな顔の整った王子様に告られたら

そりゃー世間のお嬢様はメロメロでしょうけど

私はそうはいかない…!

「優奈?何見てるの?オレの顔がそんなにいい?」

「え!!」

体が無意識に。。

「お前ばっかりずるい。」

「え?」

ギシッ

ベットが軋んだ

次の瞬間私の視界に天井と修哉の顔のドアップが映った

「お前の可愛い顔も見せてよ。」


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