大金持ちと貧乏娘
私はひたすら歩いた。

加奈を連れながら。

みんなが見てた。

初日からこんなことに巻き込まれるなんて・・・

不運だ・・


「加奈、さっきはごめんね。」

「ううん。てか、大丈夫?」

「うん。全然平気。」

ほんとは平気なんかじゃない。

とてもヒリヒリする。

「じゃあ、保健室行って手当てしてもらお?」

「うん。ありがと。」


実は私はさっきの奴の顔をよく見てない。

ていうか見えなかった。

でもあれだけ人が集まるってことは

それだけのイケメン何だろうか・・・


こんなことを思いながら

私たちは保健室へ向かった。
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