[完]ヤクザが愛する女~Ⅰ~
「わきゃ―――!!!」


可愛いげのない声。


私はバッと屈んだ。



「諦めろ。お前は俺と風呂に入る運命だ。」


運命って何さ!?



「夏愛そのまま後ろ向いとけよ?こっち見たらお前絶対ぶっ倒れっから。」


私はコクんと頷いた。


カチャカチャと音がした。



ベルトを外す音だよね?

その瞬間顔が赤くなるのが分かった。


パサッと乾いた音が脱衣所に響いた。



「俺は先入っとくから後から絶対来いよ?お前逃げたらどうなっか分かってんだろーな…」


逃げたときの龍司さんを想像したら…









………鬼だ。

般若みたいな顔して私を睨んでいた。
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