[完]ヤクザが愛する女~Ⅰ~
頭を洗っていると

「髪長ぇと邪魔じゃねぇか?」

「髪長いですか?」


「十分長ぇだろ?」


「そぉですか?まぁ短いとも言えませんしね。」


「切んねーのか?」


「ショートの方がいいんですか?」


「別にどっちでも…」


「私伸ばしてるんですよ。ほら!お祭りとか髪長くないと困るでしょ?」


「…まぁそーだな?」


どうしてそんなに複雑そうな顔するの?


龍司さんは私と誰かを比べているみたいに私を見ていた。


「あの…龍司さん…」


「あ?」


「後ろ向いててもらえますか?」

「何でだよ?」


何でって……
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