恋色オレンジ*2*〜ずっと青春〜


白い、小さなメッセージカード。


裏向きになっていたからか、さっきは気付かなかった。



そっと取り出して、手のひらに乗せる。



翔…




「…っ…」




我慢できなかった。


溢れてくる涙を、我慢しても抑えきれなかった。



朝のまだ静かな交差点。


あたしは一人で声をあげて泣いた。




“19歳おめでとう。
俺からの最後のプレゼントです。
今までありがとう。”



カードに落ちた涙で、文字が滲む。




最後とか、

今まで、ってさ…




「…んっ……っ…」



もうダメってこと?


もう、終わりなの?


やっぱり翔は…あの子のことを好きになっちゃったの?


もうあたしは…いらないの?





泣きながら携帯を手にして。

もう一度、翔の携帯に電話をかけた。






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