狂おしい程君を愛してるー月下美人ー


上条くんがニコニコしながら寄ってくる。


「あれ?顔青いみたいやけど…
体調悪いん?」


「…ちょっとな」




それ以上言葉を発する気にはなれなくて、
あたしは机に突っ伏した。



学校のガヤガヤが耳障り。
吐き気が止まらない。

もう吐くものなんてないのに…。


しんどい。
しんどい。


あたしはフラッと学校を後にした。
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