気まぐれ社長の犬
次の日、社長室でいつものように仕事をしていると高槻さんが入ってきた。
「失礼します」
「どうした?」
「遊川様がおいでです」
「ああ、通してくれ」
高槻さんが出ていき少しすると、ラフな格好の男が部屋に入ってきた。
「よっ久しぶり」
「ああ、突然呼び出して悪いな」
「どうした?つってもまあ要件はだいたいわかってるけどよ」
「今度サーカス団を多数所属させてる会社を傘下にいれようと思ってな。少し調べてくれるか?」
「了解。資料は?」
「これだ」
響城さんは何枚かの紙を遊川と呼ばれた男に渡した。
「ふーん。見た感じただのサーカス団だけど…調べてみる」
「ああ頼んだ。あと、今度久しぶりに呑みに行かないか?」
「いいぜ。最近お前とも呑みに行ってねーし。つか隣のやつが噂に聞く花月の令嬢か?」
「そうだけど」
「初めまして。花月妃和です」
私がそう言って頭を下げると遊川さんは私に少し近づいてきた。
「確かに。生で見るとさらに綺麗だな。あんたが本当にボディーガードなの?」
えっ!?この人そんな
ことまで知ってるの!?