気まぐれ社長の犬
私は驚いて響城さんの方を見た。
「もうそこまで情報が流れてんのか?」
「いや、一部に流れ始めてたから俺が一応買い取ってやった」
「わりいな。ありがとう。いくらだった?払うよ」
「別にいいよ。その代わり今度飯奢れよ」
「ははっわかった。酒も付けてやる」
「どーも。じゃあな、また調査が終わったら連絡する」
「おう。じゃあな」
遊川さんは軽く手を振って部屋から出ていった。
「あの人は情報屋か何かですか?」
私がボディーガードをしてるなんて、知ってる人はごく少数のはずだ。
なのにあの人は知っていた。
「まあそんなもんだな。情報屋、調べ屋って感じだ」
「友人ですか?」
「ああ。族に入ってたころからの友達だよ」
「響城さん族に入ってたんですか」
「まあな」
だからこんなに強いんだー。
私は響城さんの強さに少し納得した。